天下りの構図

小泉改革の目玉である特殊法人改革。
毎年5兆3千億円もの資金(郵便貯金、国会審議を経ないで使える資金)が特殊法人に投入されています。
この額は国の防衛費(5兆円)に匹敵する額です。
そのほとんどが公益の名の元に赤字の垂れ流し。
その運営責任者(理事)が、今話題の天下り官僚。
その方々は本省からの退職金を頂いた後、さらに3〜4年毎に特殊法人を3回、
転々し(いわゆる天下り)、1法人に付約3〜4千万円、合計約1億円の退職金が頂けるそうです。
所でキャリヤ組とは、官僚(1府12省庁)のエリート集団。
その方々は38,800(受験者)分の1、228(合格者)の難関の上級国家公務員1種試験を突破された方々です。
その中でも超エリート集団が財務省(旧大蔵省)に入省された17名(内東大12名)の方々。
キャリヤの方々の一生は、入省1年目で年収300万円、
35歳(入省13年目)で課長補佐、年収800万円
(ちなみにノンキャリヤの方々の昇進は、ここ止まり、35年かかります)
キャリヤ組の方々はそ の後40歳で課長、年収1,000万円、
55歳で局長、年収2,000万円、
そして58歳で最高峰の事務次官、年収2,800万円。
ところで局長以上になれない50〜55歳、課長職以上のキャリヤの方々は、
官僚の掟によって早期退職が勧奨されます。
その受け皿として用意されているのが、いわゆる特殊法人の理事への天下りです。
以上が天下りの構図。日夜リストラ、倒産に怯えながらそれでも納税している
民間人にとってはなんとも羨ましい制度です。
一生が保証されてるんですから・・。
それもたった一握りの方々だけに・・・。
何かがおかしい〜!
(たけしのTVタックルより)